サーバーが故障すると業務に支障をきたしてしまい、さらにサービスによっては顧客やユーザーにまで不利益を及ぼしかねません。そうなると企業の信用低下や売上の損失につながる恐れがあるため、サーバーが故障した際は迅速な復旧対応が企業には求められます。
サーバーの故障に備えられるように、サーバーの故障を引き起こす原因や故障により起こりうるトラブル、対処法について把握しておきましょう。
サーバーの故障で多いのが、サーバーを構成する部品の故障によって発生するハードウェア障害です。サーバー機は24時間365日稼働させる必要があるため、常に熱を帯びた状態になります。熱を帯びた状態が続くとサーバーを構成する部品が劣化しやすくなり、ハードウェア障害を引き起こす可能性が高くなってしまうのです。
サーバーが故障する原因として、アクセス過多やサイバー攻撃によるシステムのダウンもあげられます。たとえば、自社で運営しているWebサイトにアクセスが集中した場合、サーバーの処理が追いつかずにシステムが一時的にダウンしてしまうことがあり。また、サイバー攻撃によるサーバー障害も近年増えているとのこと。大量のトラフィックを発生させて負荷をかけるDoS/DDoS攻撃のほか、ランサムウェアでサーバーを利用不可にして金銭を要求するケースもあります。
企業システムに密接に関わるサーバーは自然災害の影響を受けにくい場所に設置したり、厳重な対策を講じたりするケースがほとんどです。ただ、自然災害による影響を完全に防ぐことは難しく、サーバーが物理的な被害を受けることで故障する可能性も考えられます。
サーバー障害を引き起こす原因として、意外に多いのが人為的なミスによるものです。たとえば個人の気のゆるみや情報の共有不足などでシステムに関わる重要なファイルを誤って削除してしまい、システムが正常に動作しなくなる可能性があります。些細なミスが大きな障害につながりかねないため、注意が必要です。
サーバーの電源のオン・オフを制御できなくなった場合、サーバーが故障している可能性があります。このような症状が起こったら、電源設備自体が故障しているのか、サーバー本体だけの症状なのか故障の範囲の確認が必要です。
赤ランプの点灯・点滅はサーバーの故障を示しているため、サーバー内の部品に故障や異常が発生している可能性が高いでしょう。ただ、保守作業の知識がない従業員が原因の究明や復旧対応を行なうのはかなり難しいので、サーバー保守の担当者や専門業者に対応をお願いするのが安全です。
エラーメッセージが表示されている場合も、サーバー内の部品に何かしらの不具合や異常が発生していると考えられます。エラーメッセージはメーカーによって文言や意味が異なるため、保守作業に詳しい担当者や専門業者に確認してもらうのが確実です。
サーバーから異音や焦げた匂いがする場合、経年や熱などの影響で部品の劣化が進行している可能性があります。部品が劣化するとファイル構成が乱れたりデータにアクセスできなくなったりなどの二次被害を引き起こしかねないため、ただちに使用を中止し、保守担当者や専門の業者に見てもらいましょう。
さまざまな業界やシーンにおける、サーバー故障のトラブル事例を紹介します。
建築業において、サーバーが故障した事例です。CAD専用のサーバー機が故障してしまい、ハードディスク6台のうち3台のハードディスクに赤いエラーランプが点灯している状態でした。サーバーの監視をしていなかったため、ランプの状態を把握できていなかったのだそうです。
さっそくメーカーに問い合わせたところ、新品のハードディスク3台を送ってくれました。その3台とエラーが生じている3台を交換しようとしましたが、起動に失敗してしまいました。
※参照元:バックアップ・データ復旧 | GUARDIAN+R
交通機関において、運輸指令所内のサーバーが故障したことにより、約15万人に影響が生じた事例です。朝の通勤ラッシュ時に故障が生じ、全線で電車と指令所をつなぐ無線が通じなくなってしまいました。そのため全線の運転が見合わせとなり、再開までに約1時間半かかりました。
※参照元:急コール
教育施設において、職員室のサーバー機が故障してしまった事例です。故障当時は真っ黒の画面に白文字でエラー表示が出ている状態であり、サーバー機のステータスランプが赤色に点灯していました。
メーカーに問い合わせましたが、「中のデータは保証できない」と言われてしまいました。また。修理はできるものの初期化されてしまうと言われたため、非常に困ってしまったのだそうです。
※参照元:バックアップ・データ復旧 | GUARDIAN+R
サーバー障害が発生した際、電源を確認しようと電源のオン・オフを何度も繰り返すのは避けましょう。サーバーの故障が内蔵ハードディスクの物理障害によるものの場合、ディスクが破損している状態で通電を繰り返すと破損個所が拡大し、症状がさらに悪化する可能性があります。ディスクに著しい傷が入ってしまうと、データ復旧の専門業者でもデータの取り出しが不可能になることもあるので注意が必要です。
サーバーが故障した場合の対処法としては、すぐに保守担当者または業者に連絡し、対応を依頼するのが安全です。迅速に復旧させようと故障原因が不明・あやふやなまま復旧作業を進めてしまうと、障害がさらに悪化して復旧がより困難になりかねません。専門業者に依頼することが、安全かつ迅速な復旧への近道です。
ハードウェアにはメーカー保守期限が設定されており、期限が過ぎてしまった場合はメーカーの保守サービスを受けられないのでリプレースを行なう必要があります。一方で、ハードウェアの品質は年々向上しており、メーカーの保守期限を過ぎても問題なく使用できるケースが多く、それなのにメーカー保守の都合でリプレースを行なうのはコスト面においても非効率と言えるでしょう。
ただ、保守期限が切れているまま使用すると、ハードウェアに故障・不具合が発生した際に自力で対応しなければならず、それはそれで大きなリスクがあります。第三者保守を利用すればメーカー保守終了後も保守業者が障害時の対応や故障の修理をしてくれるため、リプレースせずに従来の機器を利用することが可能。リプレースのタイミングを企業側で調整できるメリットもあるので、メーカー保守の期限が切れている場合は突然の故障に備えて第三者保守を検討してみてはいかがでしょうか。
全国に対応する第三者保守会社の中で、保守の種類が2種類以上あり、パーツのストックが10,000点以上の会社を選定。その中でも「障害時のスピード」「実績」「品質」というポイントで、おすすめの3社ピックアップしました。

引用元:ブレイヴコンピュータ公式HP
https://www.brave-com.jp/

引用元:データライブ公式HP
https://www.datalive.co.jp/

引用元:ネットワンネクスト公式HP
https://www.netone-next.co.jp/service/maintenance/
【選定条件】
2024年2月29日時点、Googleで「第三者保守サービス」と検索して表示された公式HPのうち、第三者保守サービスを行っている25社を調査。「全国対応」「パーツ備蓄量が10,000点以上」「保守の種別が2種類以上」の会社のうち、以下の理由から3社を選定しました。
さらに、以下の理由から3社を選定しました。
ブレイヴコンピュータ:全国の主要都市にある拠点に、顧客の専用保守パーツをストックし、最速オンサイト保守時間を実現
データライブ:第三者保守の対応実績が最も多い
ネットワンネクスト:ハイエンド機器や大型設備機器の第三者保守に加えて、再生品の販売(ECサイト)やレンタルなど網羅的にサービスを提供
※最速2時間の対象:東京23区、平日8時から20時。対象機器:富士通PRIMERGY/ETERNUS