ハードウェアに何らかのトラブルが発生すると、障害が生じてシステムがダウンしてしまいます。では、そもそもなぜハードウェアが故障してしまうのでしょうか?ここでは、ハードウェアの故障原因や故障を未然に防ぐ方法を紹介します。
PCを構成するハードウェアが故障することがあります。たとえばPCに物理的な強い衝撃を与えた場合や、パーツ交換時の接触不良や破損、USBポートやコネクタへの接触不良、水や湿気が入ったことによる内部機械のショートなど。
また、電源ユニットやCPUファンに埃がつくと熱暴走してしまいます。PC本体の故障にはさまざまな原因がありますが、コンセントをさしても通電しない場合にはバッテリーが破損している可能性があります。PCからいったん取り出し、焦げ付きや膨張、溶解などが起きていないかを確認しましょう。
サーバーが故障する原因としては、HDDや電源ユニット、CPU、マザーボード、CPUクーラー、メモリなどが故障している可能性があります。サーバー機は常に稼働しているため、いつも熱を帯びた状態。そのためサーバー機内部の部品が劣化しやすいのです。
また、物理的な故障ではないものの、アクセス集中によるシステムダウンやDDos攻撃といったサイバー攻撃によるシステムダウンも考えられます。
ネットワーク障害はビジネスに大きな影響を与えてしまいます。ネットワーク障害が起こる原因としてはハードウェアの故障や人為的ミス(設定ミスなど)、帯域の占有インターネット・SaaSなどの外部の障害が挙げられます。
外部要因とは、社外やサーバーの外に原因がある場合をさします。また、自然災害やアクセス集中、サイバー攻撃なども外部要因に分類されます。
落雷や台風、地震、水害などの影響により、電力設備やコンピュータ施設が損壊する可能性があります。たとえばサーバーが起動しない、異音や焦げ臭いにおいがするなどの場合にはサーバールームに浸水や停電が発生している可能性があります。
サーバーにアクセスが集中すると、リクエスト処理が追いつかずに動作が遅くなることがあります。最悪の場合はダウンしてしまい、サイトが利用停止状態になることも。「ウェブサイトへアクセスできない」「ネットワークが遅延している」などの場合はアクセス集中によるサーバー障害だと考えられるでしょう。ただしDDoS攻撃を受けている際にも同様の事象が起きるため、監視をすることも大切です。
DDoS攻撃のほか不正侵入やデータ改ざん・破壊、ウイルス攻撃などが挙げられます。サイバー攻撃はどんどん巧妙化しており、業務が停止してしまうリスクも。近年ではゲーム運営用サーバーに不正侵入され、重要なデータが破壊されてしまった事例もありました。
ハードウェア故障の原因が社内やサーバー本体にある場合です。ハードウェア自体が故障した、人為的なミスがあったなどの原因が考えられます。
いわゆる「バグ」と呼ばれるソフトウェアそのものに不具合が生じているケースです。開発の初期段階に軽微なバグがあることは珍しくなく、納品後もベンダーなどの手によって修正を重ねていきます。
部品の劣化や破損、故障などによって障害が起こるケースです。たとえばサーバーを長時間使用し続けると発熱量が増えるため、熱暴走を起こす可能性があります。とくに高温多湿になりやすい5~9月はサーバー機器の湿度・温度対策を講じておきましょう。
操作や設定ミス、プログラムのバグ、メンテナンス不備などは人的ミスに分類されます。「データにアクセスできない」「ファイルやフォルダが開かない」などの場合は操作や設定でミスをしている可能性があります。
サーバーへのアクセス集中による障害を防ぐため、ロードバランサーなど負荷分散の仕組みを導入するのがおすすめです。サーバーが止められないシステムやサービスを担っている場合は負荷分散を行いましょう。
故障によって深刻なトラブルが発生する前に、サーバーの運用を監視してくれるシステムの導入がおすすめです。監視システムでは「サーバーが正常に稼動しているか」「障害が発生していないか」を監視しており、死活監視やハードウェア監視、トラフィック監視などを行います。
サーバーを1台だけ導入するのではなく、予備サーバーを用意して障害耐性を高めておきましょう。たとえば通常使用しているサーバーになんらかの障害が発生した場合でも、予備サーバーが代わりとなって処理を行ってくれます。その間にダウンしたサーバーを復旧することができるため、継続したシステムの稼働が可能です。
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