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第三者保守のSIer関連ニュース

SIer・ユーザー企業・第三者保守によるWin-Win-Winの関係を構築

2020年12月に経済産業省が発表したレポートによると、約95%の企業が「DXに全く取り組んでいない」もしくは「取り組み始めた段階」という結果となりました。

ただし、これはDXへの意識は高いものの感染症の影響による「IT予算は維持または減少気味」という傾向を反映した内容といえます。

多くの企業がコロナ禍で新規のIT投資を控えましたが、一方でDXの推進は不可避であり、システム保守費用を抑えつつDX推進に向けた投資余力を創出できるという、第三者保守サービスへのニーズが高まっています。

第三者保守サービスに特化した専門企業・データライブ社では、2020年以降、新規顧客からの保守対応の依頼が急増しているといいます。

同社は第三者保守サービスが企業のDXを後押しすると主張するとともに、SIerの存在は日本企業のDXをサポートするという目標のもと、密に連係しながらサービスを提供している協業関係にあり、SIerが既存ビジネスの維持管理費用、いわゆる「ラン・ザ・ビジネス」を第三者保守サービスに委ねることでDXに向けた価値創造ビジネスに転換すれば、SIer・ユーザー企業・第三者保守サービスによるWin-Win-Winの関係が構築できるとしています。

※参照元:コロナ禍で見えた第三者保守サービスの新たな価値:IT予算が縮小する中、DXを推進するには? | ITmedia エンタープライズ

顧客主導による投資計画を可能にする第三者保守サービスの価値

日本ではNECや富士通といったメーカーが直接保守サービスを行なうのが基本であり、通常5~7年といわれる保守サービスについても、「新しい製品に更新してほしい」という、いわばメーカー都合でのリプレイスといえます。

一方で、顧客主導による自社のシステム更新のサイクルに合わせた投資計画を立てることが可能となるのが、第三者保守の利用です。

第三者保守サービスを提供しているエスエーティ社では、低コストやマルチベンダ対応に加え、大型ストレージに対応できる技術力、関東・関西・九州・名古屋では24時間365日体制というメーカー保守に準じたサポート体制、2000年頃の製品にも保守対応可能な調達力などを強みとし、大手金融企業や大手キャリア、自動車会社、SIerなどに対して延命保守サービスを提供してきているといいます。

サーバーやネットワーク機器などは従来ほど頻繁な更新の必要性がなくなってきており、メーカー保守都合でのシステム更新といった課題を解消する選択肢として、第三者保守サービスの価値はこれからますます高まっていくといえるでしょう。

※参照元:高まる第三者保守サービスの価値 -エスエーティ代表取締役に聞く第三者保守のメリット | TECH+

ITコストを削減する方法や
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システムの迅速な復旧を実現する第三者保守サービス

ストレージの第三者保守をいち早く手掛けてきたデータライブ社が2015年10月にはじめた、ネットワーク機器最大手シスコシステムズのルーター・スイッチの保守サービス。

その最大の特徴は、客先に代替機を事前配備する「サイトスペアパーツサービス」です。

これは現地に代替機が事前に配備することで、トラブルが発生した際に即座に復旧作業に取り掛かることができるというもの。

また、データライブ社のネットワーク機器保守サービスは、障害発生時の問い合わせ窓口が「SIer」「NIer」「ハードウェアベンダー」と複数存在するといったシステム運用にありがちな課題を解決。

ダウンタイムの短縮や窓口の一本化によるシステムの迅速な復旧を実現するデータライブ社の第三者保守サービスに、大きな注目が集まっています。

※参照元:もうメーカーに縛られない――「第三者保守」で変わるITシステム運用の“常識” | ITmedia エンタープライズ

注目!第三者保守の専門業者一覧を見る
保守の種類やパーツのストックが豊富な
第三者保守サービス3選

全国に対応する第三者保守会社の中で、保守の種類が2種類以上あり、パーツのストックが10,000点以上の会社を選定。その中でも「障害時のスピード」「実績」「品質」というポイントで、おすすめの3社ピックアップしました。

最寄りの拠点から
自社エンジニアが駆付け
スピード
重視して会社を選ぶなら
ブレイヴコンピュータ
フィールドワン

引用元:ブレイヴコンピュータ公式HP
https://www.brave-com.jp/

注目ポイント
  • お客様の最寄りの拠点に契約顧客ごとの専用パーツを常時ストック。東京23区なら最速2時間、そのほかエリアも最短4時間でオンサイト保守(※)が可能
  • 24時間365日自社エンジニアがスタンバイ。パートナーを経由しないため、障害状況をしっかり把握したエンジニアによる素早い対応が実現
保守の種類
  • オンサイト保守
  • センドバック保守
  • スポット保守
全国2,000社10万台
をサポート
実績を重視して
会社を選ぶなら
データライブ
データライブ

引用元:データライブ公式HP
https://www.datalive.co.jp/

注目ポイント
  • 金融・通信・電力・公共などの社会インフラ企業を含む、全国2,000社10万台以上(※)の実績で、IT機器の長期稼働を支援
  • 社会インフラ企業の支援のため、自社工場内でパーツを修理・整備し、全量で品質検査&情報保管。保守手順の確立や障害対応専門の部門の保持など、保守品質全体の向上にも貢献
保守の種類
  • オンサイト保守
  • センドバック保守
    (パーツ保守)
ハイエンド機器・
大規模環境にも精通
品質を重視して
会社を選ぶなら
ネットワンネクスト
ネットワンネクスト

引用元:ネットワンネクスト公式HP
https://www.netone-next.co.jp/service/maintenance/

注目ポイント
  • ハイエンド機器や大規模環境にも対応可能な第三者保守のほかに、レンタルやECサイトを活用した中古再生品の販売まで、網羅的なサービスを提供
  • 保管している部材は明確な受入・出荷基準により検査し、良品と確認されたもののみを取り扱い。メーカーと遜色ない品質を担保
保守の種類
  • オンサイト保守
  • センドバック保守

【選定条件】

2024年2月29日時点、Googleで「第三者保守サービス」と検索して表示された公式HPのうち、第三者保守サービスを行っている25社を調査。「全国対応」「パーツ備蓄量が10,000点以上」「保守の種別が2種類以上」の会社のうち、以下の理由から3社を選定しました。

さらに、以下の理由から3社を選定しました。

ブレイヴコンピュータ:全国の主要都市にある拠点に、顧客の専用保守パーツをストックし、最速オンサイト保守時間を実現

データライブ:第三者保守の対応実績が最も多い

ネットワンネクスト:ハイエンド機器や大型設備機器の第三者保守に加えて、再生品の販売(ECサイト)やレンタルなど網羅的にサービスを提供

※最速2時間の対象:東京23区、平日8時から20時。対象機器:富士通PRIMERGY/ETERNUS