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第三者保守とDXの関連性

DXの推進に欠かせない第三者保守

デジタル技術の進化が加速しており、企業には競争力を強化させるためのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められています。DXの重要性が叫ばれている一方で、多くの企業ではITにかかる支出のほとんどを現行システムの保守に費やしているという課題も。DXを実践したくても投資できる予算が少なく、DX推進の足かせになっています。

とは言え業務を遂行するうえで現行システムの保守は必要不可欠のため、DXの推進のために保守費用をゼロにすることはできません。けれど、現行システムの保守費用を削減できれば、DXの実践に必要な予算を確保できます。その保守費用の削減に貢献する方法として注目されているのが、第三者保守です。

課題となるレガシーサーバーの問題解決

DX推進の足かせになっているのが、レガシーサーバーの保守費用の増大です。さまざまな理由からサーバーをリプレースできず、仕方なくレガシーサーバーを使い続けている製造業の方も多いでしょう。

長年使い続けて老朽化したレガシーサーバーは不具合が起きるリスクが高く、それでいてメーカーの保守期限が終了していると保守費用や部品の調達費用が高額になりがちです。それがレガシーサーバーの保守費用の肥大化に拍車をかけています。

第三者保守なら、保守期限を迎えたサーバーの故障や不具合に対し、メーカーに代わって保守対応を行なうことが可能。メーカーの保守費用より安価で済むことも多く、DX推進の妨げになっていたレガシーサーバーの保守費用の肥大化にストップをかけることができます。

クラウド利用のリスク軽減

レガシーサーバーからクラウドにリプレースすることは、保守費用のコストカットを進めるうえで有効です。それでも多くの製造業がいまだに自社サーバーを保有・運用するオンプレミスを採用している理由は、クラウドで発生したネットワークトラブルの影響で工場の生産が停止した場合、製造業にとって大きなダメージとなるからです。

また、クラウドには、不正アクセスによって図面データのような機密性の高いデータが漏えいするリスクもあります。データの漏えいは企業の信用を大きく失墜させる原因になり、取引先との関係や企業活動に深刻な影響を及ぼしかねません。そのため、クラウドの利用がコストカットに有効だとしても、オンプレミスサーバーを利用している企業の比率が高いというわけです。

リスクが不安でクラウドの利用に踏み出せないものの、保守費用のコストカットには取り組みたいという企業には、第三者保守が適しています。

コストを抑えてDX化を進めるために

製造業の企業がDX化を進めるには、DX推進に必要な原資をいかに多く確保するかがカギとなっています。IT予算のほとんどが生産性のない保守運用にまわっている現状に対し、コストの見直しでIT資産の最適化を図ることが重要です。

第三者保守は、IT予算を圧迫している既存サーバーやシステムの保守運用コストを削減することで、企業の経営資源の創出への貢献が期待されています。企業がコスト削減とDX化を実現するには、経営の新たな選択肢として第三者保守をいかに活用するかが求められています。

第三者保守を活用したDX戦略を取り入れよう

第三者保守を活用したDX戦略とは、レガシーサーバーの維持経費の削減で新たなIT投資の原資を生み出し、企業のDX推進に役立つ開発や人材育成に投資することです。コスト削減とIT投資のサイクルを回していくことで、ビジネス強化を図ることができます。

実際に第三者保守を活用したDX戦略に成功した例として、1996年に創業したアメリカの新興ブランド「アンダーアーマー(UA)」があげられます。アンダーアーマーではデジタル戦略の加速に向けて社内のコスト見直しを行っていたところ、第三者保守に注目。

これまではメーカーの保守期限切れを含めた既存システムの運用・保守にIT予算の約8割を割いていましたが、第三者保守などの活用でコスト削減を進めた結果、運用・保守に割くIT予算を5割にまで圧縮。新規投資に使える予算も2割から5割に拡大し、アプリやマーケティングシステムなどの攻めの投資の実現へとつながりました。

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ブレイヴコンピュータ
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引用元:ブレイヴコンピュータ公式HP
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データライブ
データライブ

引用元:データライブ公式HP
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ハイエンド機器・
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会社を選ぶなら
ネットワンネクスト
ネットワンネクスト

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さらに、以下の理由から3社を選定しました。

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