※更新情報(2021年5月):カーバチュアは2020年11月に、同じく海外で第三者保守の大手だった「パークプレイステクノロジーズ」に買収されています。カーバチュアが日本国内で行っていた第三者保守事業は、2021年5月ごろよりパークプレイステクノロジーズが引き継いでいるようです。下記の内容は、2021年4月調査時点のカーバチュアの第三者保守に関する情報です。
※カーバチュアの買収に関する情報について:https://www.parkplacetechnologies.com/ja/press-release/park-place-technologies-acquires-curvature-inc-to-become-largest-global-provider-of-third-party-data-center-maintenance/
会社名 | カーバチュア |
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主な事業内容 | 第三者保守 |
対応可能な機器メーカー | DELL EMC/HPE/IBM/Cisco/Juniper/日立/NetApp/Lenovo/Sun (Oracle)/BROCADE/Quantum/Intel |
設立年 | 1986年(日本法人は2013年) |
実績に 関する表記 | データセンター内のサーバーに対する第三者保守で、世界第1位の実績を誇る(※1) ガートナーからTPMのトップパフォーマーに選任(※2) |
対応地域 ・拠点 | 日本国内についは表記なし |
※1 公式サイトより https://www.parkplacetechnologies.com/third-party-maintenance/hpe-storage-server-networking-maintenance/
※2 公式サイトより https://www.curvature.com/ja/resources/news/curvature-named-a-top-performer-in-inaugural-gartner-report-on-third-party-maintenance-providers-for-network/
30年以上の歴史と実績があり(2021年4月調査時点、公式サイトより)、かつ世界各国をサービスエリアとして展開しているカーバチュア。データセンター内のサーバーの第三者保守業者としては世界一位の実績があり、世界100ヶ国のサービス拠点に保守部材をストックしている大手の会社です。
システムの保守にあたっては、再生品の使用によるコスト削減にも対応。ITに関するさまざまなソリューションを提供しています。
第三者保守の会社を選ぶ際は、保守の種別やパーツの備蓄量に注目するのがポイント。保守の種別には「オンサイト保守」「センドバック保守」「スポット保守」など複数の種類があり、自社が求めるサービスに対応しているかどうかの確認が必要となるからです。また、パーツの備蓄量が多いほど幅広いメーカーや製品に対応していることが予想でき、柔軟な対応が期待できます。
保守の種別やパーツのストックが豊富な会社をチェックして、自社の目的に合う会社を選びたい方は、ぜひ以下のページをご覧ください。
保守の種別やパーツのストックが豊富な
第三者保守サービスの会社3選
カーバチュアは、1986年に設立された会社です。世界100ヶ国以上にサービス拠点を持ち、15,000社のクライアントの保守を行っています(2021年4月調査時点、公式サイトより)。世界各国に完全所有の保守部材をストックしており、24時間体制でトラブルに備えています。日本には東京しか拠点がありませんが、首都圏の企業なら十分にその恩恵を受けることができるでしょう。
データセンター内のサーバーおよびストレージの第三者保守に関しては世界トップの実績を誇るのがカーバチュア(2021年4月調査時点、公式サイトより)。業界標準のx86サーバーから、複雑なレガシーサーバーまで対応することができます。
複数メーカーの製品の保守を、単一の契約で依頼できる点も強み。CISCOやDELL EMC、HP、IBM、Lenovo、Oracle、Intelといったメーカーに対応しています。
実績が豊富なのはデータセンター内のサーバーですが、ネットワーク機器やストレージ機器の保守にも対応しています。
ルーター、スイッチ、ワイヤレスネットワーキングデバイスの部品交換や作業、リモートでのサポートを提供するNetsureを利用することで、サポート期間が終わってしまったネットワーク機器も延命することが可能です。
ストレージに関しても、主要メーカーのほとんどのハードウェアプラットフォームについて、修理などのサポートを提供しています。
オートバイを中心とした輸送用機器製造メーカーでの事例。エッジスイッチの調達を、新品から再生品に切り替えたことで約40%のコスト削減に成功しました。
しかも新品の販売が終了した後でも部材調達ができるので、ネットワークシステムを使い続けることができました。コスト削減に加え、システムの延命にも成功しています。
※参照元:カーバチュア
コンテンツ事業・特定地上期間放送事業者において、VMWare vSphereのvSAN機能を使った仮想共有ストレージを利用して、仮想化サーバー基盤を導入。コストを抑えながら高性能なサーバーを導入することに成功しました。
また仮想化したことにより、ITインフラの最適化と運用の効率化も実現しています。
※参照元:カーバチュア
カーバチュアは第三者保守を主な事業内容としていますが、ハードウェアの新品・再生品を活かしたソリューションの提供も行っています。そのほかにも、ITインフラサポートの経験を活かした戦略サービスやハードウェアのライフサイクルのプランニング、最適化や、リモートハンドサービス、ストレージのヘルスチェックなどを幅広く提供しています。
ハードウェアの見直しが必要なとき、新しいハードウェアを導入するか既存ハードウェアをリフレッシュ・アップグレートするか2つの選択肢があります。
カーバチュア(現:パークプレイステクノロジーズ)ではITデプロイメントサービスを提供しており、新しいシステムの稼働に合わせたサポートを行ってくれます。
グローバル・テクニカル・リソース・チームプロジェクトマネージャーが顧客企業のチームと協力し、稼働のための計画とスケジュールを作成してくれます。なお、サポート内容はニーズに応じて柔軟に対応可能です。
また、ITアセットディスカバリーソリューションも提供可能。顧客のIT環境に合ったレベルの詳細情報を提供し、IT戦略と変革のための意思決定をサポートしています。
カーバチュア(現:パークプレイステクノロジーズ)ではデータおよびストレージの移行サービスも提供しています。
移行サービスは「ブロックストレージ」「ファイル/非構造化データ」「ホストベース」「バーチャル」「SANファブリック・ネットワーキング」が対象。まずエンジニアチームが段階的な手法を用いてプロジェクトの要件と目標を理解し、ストレージ環境を評価します。
その後プロジェクトの範囲やコストを考慮したうえでツールセットを決定します。なお、SANファブリック・ネットワーキングには分析・設計・アップグレードも含まれます。移行サービスを活用することで、企業は新しいハードウェアをスムーズに活用できるでしょう。
第三者保守や延命保守を活用すべきシーンがどのようなものなのか具体的に知りたい方は、以下のページもチェックしてみてください。
全国に対応する第三者保守会社の中で、保守の種類が2種類以上あり、パーツのストックが10,000点以上の会社を選定。その中でも「障害時のスピード」「実績」「品質」というポイントで、おすすめの3社ピックアップしました。
引用元:ブレイヴコンピュータ公式HP
https://www.brave-com.jp/
引用元:データライブ公式HP
https://www.datalive.co.jp/
引用元:ネットワンネクスト公式HP
https://www.netone-next.co.jp/service/maintenance/
【選定条件】
2024年2月29日時点、Googleで「第三者保守サービス」と検索して表示された公式HPのうち、第三者保守サービスを行っている25社を調査。「全国対応」「パーツ備蓄量が10,000点以上」「保守の種別が2種類以上」の会社のうち、以下の理由から3社を選定しました。
さらに、以下の理由から3社を選定しました。
ブレイヴコンピュータ:全国の主要都市にある拠点に、顧客の専用保守パーツをストックし、最速オンサイト保守時間を実現
データライブ:第三者保守の対応実績が最も多い
ネットワンネクスト:ハイエンド機器や大型設備機器の第三者保守に加えて、再生品の販売(ECサイト)やレンタルなど網羅的にサービスを提供
※最速2時間の対象:東京23区、平日8時から20時。対象機器:富士通PRIMERGY/ETERNUS